育休・産休のあと、今の職場に復帰するか、そのまま辞めるか

現代では、女性の社会進出が目立っています。その中で、育児休暇などのあと、また働きたいと考える女性も多いです。企業としても、考えが分かれるところで、デリケートな問題ですよね。

1.今までの会社の対応は?

まずは、会社の子育て支援に対する姿勢や職場環境を、客観的に考えてみましょう。今まで職場の先輩や同僚で、育児休暇の後、職場復帰している人がいるか確認が必要です。

そういった人が多いなら、子育てに理解のある会社といえますし、少ないまたは、全くいないなら、前向きに考えていない会社かもしれません。

ですが、子供がいる主婦に対して「仕事を続けるな」とは法律の関係上言えないのです。法律で、育児休暇や産後産前休暇を取らせないことは違法なのです。とはいえ、職場の雰囲気や考え方は千差万別ですから、皆が守っているとは言えないのが現状です。

2.これを機に転職を検討する

今の会社が、こういったことにあまり前向きではない場合、他の企業に転職を考えても良いと思います。「子供がいる」ということを前提に就職活動していくのも一つです。

この時、理解ある会社であっても、面接で聞かれることが「残業は問題ありませんか」「休日出勤は可能ですか」といった、家庭と仕事を両立できるかといった趣旨の質問です。

この手の質問には「子供も手が離れていますから、問題ありません」「子供や夫の理解も得られていますから」といったように、過程に問題なく仕事に取り組める姿勢をアピールすることが大切です。

まとめ
・産休・育休は会社の考えが分かれる
・そういった事情による転職はやむなし

「ほかの会社も受けていますか?」面接で聞かれたらどう答えるべきか」

転職活動するにあたって、複数の応募は当たり前の時代です。インターネットの普及により、メールで履歴書を送る例もあり、就職活動も簡単にできるようになっています。こうしたことは、面接官も知っていますから、応募状況を確認したいなどの意味で、「他社も受けてますか」という質問がよくされます。

1.正直に答えて問題ない

先にいったように、いまや複数応募は当たり前ですから、それ自体は隠す必要はありません。この質問で面接官が知りたいのは「採用したらウチに来てくれるか?」「入社意欲は本物か?」という点です。そこに配慮して答えることが大切です。どんなに良い人材も、入社してくれないなら、仕方ありませんからね。

たとえば、「はい。応募しています」で終わるより、
「はい。応募しています。でも、私としては○○分野の中でも、とくに□□系を扱う御社で働きたいと考えています」など、会社選びの基準や志望動機に沿った入社意欲の再アピールをおすすめします。

なかには「ウチが第一志望か?」などと聞く担当者もいるでしょう。この質問も難しいところですよね。相手の出方をけん制する意味でも、実際の情報量の面でも、こういった答えはいかがでしょうか。

「私は、まず面接で詳しいお話を伺いたいと考えており、先入観によるランク付けはしていません」「独りよがりな判断にならないよう、こういった場で、仕事内容の詳細を確認し、その上で検討したいと考えています」
このように答えると、相手も悪い気もせず、質問も上手に回避できると思います。

2.応募に一貫性をもたせる
この質問のもう一つ重要なポイントとして、企業や仕事選びの価値観を知りたいということあります。様々な業界や、思いの意思統一がないと「どの会社でもいいのか」と思われてしまいます。

面接で回答する際には、仕事をしていくうえで、こういったことを重視していて、その企業について魅力を感じている理由、もっと知りたいことなどを話すと、良いと思います。

まとめ
・複数応募は当たり前で、正直に答えてもよい
・その際、入社の意欲、仕事観を明確に答える

喫煙者は転職活動で不利になるのか

今、日本では禁煙が一種のブームになっています。レストランやパチンコ店といったサービス業に至るまで、様々な場所で禁煙が叫ばれています。
では、喫煙者は転職活動においてはマイナス要因となるでしょうか?

1.喫煙者は不利になる可能性がある

結論から言うと、タイトルにある通り、不利になる場合があります。
外資系企業では、健康への影響や喫煙スペースを設けるためのコスト、就業時間中の喫煙による効率の低下といった点から、喫煙に対する見方は厳しい企業もあります。
国内企業でも、「お客様の中には、においを気にされる方もいる」などという理由で、喫煙者を採用しないことを明示する企業も出始めています。

一般の企業でもこういったことが起こっています。なので医療関係の職種だと、さらに厳しく見られる場合があるでしょう。

2.自己管理能力を疑われる場合もある

アメリカでは、喫煙者や太っている人を採用しない企業もあるそうです。理由は、自己管理能力がないということです。
さらに、喫煙者と非喫煙者が同室で仕事をする場合、非喫煙者が迷惑をこうむるという意見もあります。においや、受動喫煙による健康被害が理由です。
こういったように、周囲に迷惑をかけているのに、禁煙しないということが「自己管理能力がない」という意見です。

ですが、喫煙は個人の趣味嗜好です。企業が強制的に「禁煙しなさい」とはいえないのが現状です。
喫煙以外の趣味嗜好の話をすると、ストレス耐性があるという意味で、その発散法をもっていると、面接でプラスになることもあるようです。

こうして喫煙するということが直接、採用の可否に影響しないまでも、面接の際に「喫煙の習慣がありますか」「喫煙と自己管理についてどのように考えていますか」といったこと聞かれたというケースもあり、喫煙がプラスにはならないのが現状です。
喫煙者には厳しい社会ですが、こういったことをきっかけに、禁煙するのもいいのかもしれませんね。

まとめ
・喫煙は少なくともプラスにはならない

在職中の転職活動、退職後の転職活動。どちらがいいのか?

これは今、転職を考えている皆さんの気になる点かと思います。退職後では相手の企業の評価に影響するのでしょうか。在職や退職後のメリットデメリットを考察します。

1.評価は変わらない

結論からいえば、在職中でも退職後でも、それ自体が採用担当者に評価されることはありません。それらを理由に、採用不採用が決まるわけでもありません。

ただ、離職後の場合、その期間は重要です。一般に半年から一年以上離職の期間があると、必ずといっていいほど面接で「退職されてから今まで何をされてましたか」といった質問がされます。このときの採用担当者の気持ちは「今まで遊んでいたのか」「就職活動が上手くいかなかったのか」といったものです。
このあたりを確認したいと思い、聞いています。なので、しっかりとした理由があるなら、素直に話したほうが無難です。「遊んでいた」と思われては当然マイナスの評価になりますから、注意して答えましょう。

2.在職中、退職後の転職活動のメリットデメリット

在職中の転職活動でのメリットは

・生活面で心配することない
・転職活動をしながら不足しているスキルや知識を補うこともできる
・「こういった理由で転職を決意した」「御社で現在の会社でできないことをやりたい」という熱意をアピールできる
こういったことです。逆にデメリットは
・時間の調整がしにくい
・転職活動が長引くと、決心が揺らいでくる
といったことが考えられます。

転職活動が長くなると、生活の不安もないことから、だんだん転職活動自体が面倒になってしまうことがあります。あなたの周りにもいるかもしれませんが「辞めたい。転職したい」といっていつまでも転職しない人です。こうなる危険性はあります。

一方、退職後に転職活動するメリットは
・時間に余裕があることで、転職活動に打ち込むことができる

デメリットは
・長期化すると生活に不安が出る
・なかなか決まらないと、その焦りから、志望度の低いところへいって後悔する可能性もある

こういったように、どちらもメリットもデメリットもあります。先にも言いましたが、在職中も、退職後もそれ自体はあまり評価の対象にはなりません。採用担当の評価は「仕事ができるか」「入社したとき、周囲との人間関係は問題ないか」といったことです。
どちらがいいのか一度考えて、あなたに合った就職活動をしてくださいね。

転職を繰り返さないために

あなたの転職したい理由は何でしょうか。それによっては、転職が必ずしも解決方法ではない場合があります。
よくあるのが、人間関係や給与の不満でしょうか。

「転職はゼロからのスタート」

仮に転職を決意した場合、どんな職場であれゼロからのスタートになります。「今までの経験があるじゃないか」という意見もあります。ですが、別の職場に移るということは、そこでまた人間関係の構築やご利用者様の情報など、新しくやらなくてはいけないことがでてきます。

「転職だけが解決なのか」

転職したい理由が人間関係の場合、新しい職場でも、同じように上司や部下もできます。そこで必ず、あなたと合う人、やりやすい人だけとは限りません。同じように合わない人が出てくる覚悟が必要です。

転職したい理由が給与の場合、同じような仕事内容で、給与だけ上がるというような上手い話はないでしょう。一般に給与を上げようとするなら、仕事の責任や難易度が上がり、以前より大変になるはずです。その上、新しい職場での業務になりますので、そこに合うかどうかは、入ってみないとわからないところでもあります。以前の職場にはなかった気苦労もあるでしょう。

それに一度転職してしまうと、それに慣れてしまい、何度も転職する人が多いです。転職するかどうか以前に、根本的な解決方法はなんなのか、考える必要があります。これが解決されない限り、転職を繰り返す人になってしまう恐れがあります。

問題が人間関係なら、話し合いの場を持つなどの努力はしましたか。そういった努力なしでは、新しい職場でも同じことを繰り返すかもしれません。問題が給与であれば、ベースアップや病院内の出世など、転職以外に解決する方法はありませんか。こういったことを一度しっかりと考え直すといいでしょう。

それらを考えた上で、それでも「転職したい」と思うかもしれませんし「やっぱりもう少し頑張ってみよう」と思うかもしれません。
転職したい気持ちを良い機会ととらえ、色々と考えてみてもいいでしょう。

まとめ
・問題の解決は、一つではない
・まずは今の職場での努力が必要

薬剤師の仕事をして感じること

調剤薬局からドラッグストアに転職しました。薬剤師の可能性みたいなものを試してみたかったというのもあります。調剤薬局勤務時代に比べて、毎日が新しい発見の連続です。人とコミュニケーションを取ることが好きな自分には、今のドラッグストアでの仕事の方が向いているなと感じています。

 

大学に入るまでも、そして大学に入学してからも、勉強、勉強の日々でした。しかし、苦労して取った国家資格のおかげで、安定した収入にも恵まれ、現在はオンオフともに充実しているように感じています。同年代の他の学部に行った高校時代の同級生の中では、給与面でもかなり良い方だと知りました。資格を活かして仕事ができる専門職に携わっているとい誇りと遣り甲斐を感じています。

 

自分自身も幼い頃から身体が弱かったので、薬剤師になるまでに様々な医薬品の知識を、学んだのは結果的に自分のためにも良かったと感じています。自分はアレルギー持ちでもあって、食べ物や体調の変化ですぐに湿疹がでたりします。最近は漢方の勉強も初めて、いずれは「漢方薬・生薬認定薬剤師」資格も取りたいと思っています。漢方を取り入れながら、最近は少しずつ体調もよくなってきたように感じています。

面接

新入社員面接と違って、転職者の面接(中途採用者面接)では、面接官の審査もより厳しいものになります。新入社員の場合は、学校で知識を習得してきただけの状態で実践の経験がありません。どれだけ意欲的に真面目に取り組んでくれそうかという可能性を見出すために面談が行われます。しかし、中途採用者は、社会人経験者を採用するために応募してきた人たちです。「頑張ります!」だけでは説得力はありません。書類選考が通った先に面接があります。面接官たちは、職務経歴書を一読しています。そこに書かれていることに可能性を見出して、次にその人自身に会って話が聞いてみたいと思っているのです。面接する職場の人たちは、自分たちが求めている人材に会いたくて求人し、そして面接をします。いかに即戦力になってくれるかを厳しく審査してきます。自分たちとこれから一緒に働いてくれる人を探しています。面接の質疑応答の中で、コミュニケーション能力についてもチェックしています。コミュニケーション能力と順応性の高い人材はどこの職場でも求められるヒューマンスキルです。仕事経験やスキルについての口頭説明が完璧であればある程、職務経歴書に書かれているスキル通りだと面接官は安心するでしょう。落ち着いて、普段の自分を見てもらえるように、自分という人材に魅力を感じてくれるように、誠意を持って自然体で挑みましょう。

また、当り前のことですが、面接で初めての人に会うのですから、身だしなみはきちんとして行きましょう。面接の際には第一印象も重要です。仕事ができる人物だと思ってもらえるように、背筋を伸ばして、清潔感のあるスタイルで挑みましょう。

応募書類の書き方

何度か転職を経験している人あれば、応募書類の書き方も慣れているかもしれません。しかし、もし転職が初めてという場合は、新卒で就職活動をしていた際に書いた履歴書が一番最近の応募書類ということになります。転職で書く応募書類には、履歴書の他に「職務経歴書」を作らなければなりません。これは、現職もしくは前職で自分がどのようなポジションでどんな仕事をしてきたかという自己申告型のスキルシートになります。中途採用者に対しては、この職務経歴書が履歴書よりも重要な資料となります。これまで自分がどのような仕事をしてきたかを、細かくわかりやすく記入しましょう。そして、面接に備えて、実際に声に出して説明してみましょう。資料を見ながらでは格好良くないので、暗記するぐらいの気合いで臨みましょう。
書類選考に通らないことには面接にも挑めません。現在は会社指定の履歴書フォーマットなどもあり、電子データで履歴書や職務経歴書を作成する場合がほとんどです。文字の上手い下手は気にしなくても大丈夫ですが、資格記入欄や職務経歴は、正確に詳細に分りやすく記載しましょう。志望動機の欄も、出来るだけ自分の言葉で、誠実に書きたいものです。応募者が多い場合は、この志望動機欄によって結果が左右されてしまうことも少なくはありません。
求人サイトに登録する場合は、履歴書と職務経歴書を求人サイト指定の電子フォーマット上に作成します。これは、ワードの場合だったり、エクセルだったりと、求人サイトによって様々です。求人サイトによっては、フォーマット上で細かくスキルを記入するようになっている場合もありますが、細かく作れば作るほど、簡略化する場合は余計な箇所を非表示にすることもできます。もし、求人サイトに登録していない場合でも、オリジナルでひとつ電子データとして履歴書と職務経歴書を作っておくと便利です。もし、企業側が手書きの履歴書と職務経歴書の提出を提示してきた場合でも、ひとつ自分で電子データを作っておけば、それを見ながら書き写すこともできて便利です。毎回毎回履歴書を手書きしたり、データで作ったりするのは結構な手間と時間がかかります。転職の場合、このような事務書類についても、効率よく作成することが大切です。省ける手間は出来るだけ省きましょう。これは仕事における事務処理にも通じることですね。

仕事をしながらの転職活動は、通常の忙しさが倍になるようなものです。事務処理などは工夫によってはいくらでも簡略化できるものです。

計画的に効率よく進めて行きたいものです。

情報を収集する

転職したい職種や業界がすでに決まっている場合は、その企業や職種について情報を集めましょう。現在はインターネットで様々な企業についての基本情報を検索することができます。自分一人ではなかなか情報を集めることができないというのならば、求人サイトに登録してみましょう。登録料はどのサイトでも無料なので、氏名や希望業界や職種などを登録してみましょう。求人サイトで興味のある案件を見つけた際には、直接サイト担当者に相談してみましょう。医療関係の求人を専門に扱っているサイトもあります。

インターネットの利点は、どんな遅い時間でも、またどんなに早朝の時間でも、サイト上で様々な情報を閲覧することができます。求人サイトの場合は、職務経歴や基本情報を登録することで、登録者が希望する条件に該当する案件を機械的にメール配信によって提案してきます。その配信された求人案件を閲覧するだけでも、現在どのような業界からの求人が多いのか、また少ないのかを知ることができます。
また、もし興味のある案件が紹介され、面談のオファーが来た場合は、是非行ってみましょう。
転職活動は決して稀なことではなく、多くの社会人が行なっていることです。企業側も、現在勤続中だということを考慮した上で面接の時間などの相談に乗ってくれます。求人サイトに登録して場合は、この企業との間の交渉を求人サイトのコーディネーターや営業が行なってくれます。勤続中でなかなか時間の調整がつかない場合も、営業担当がフォローしてくれます。
このように、求人サイトを上手に活用して、転職する前の情報収集を万全にしながら求職活動をしていくことをお勧めします。

転職活動に必要な期間

転職したいと思ったら、一般的に現在所属している職場には、一ヶ月以上前に退職を申し出ることが必須となります。それは、社内における引き継ぎ業務にかかる期間を考慮するものであったり、税金などの変更手続きについて社内で処理を行うために必要な期間です。

会社を退職する一カ月間は、所属する勤務先の種類によっても異なりますが、引き続き資料を作ったり、対引き継ぎ相手に対して説明したりすることで忙しくなります。なぜなら、通常業務を行いながら平行して引き継ぎ業務を行うわけですから、通常よりも倍忙しくなることも想定されます。ですから、転職を考えた時、理想としては少なくともこの一ヶ月前には転職先が決まっているのが望ましいので、転職を決めたら、辞めるまでには三カ月程度余裕を持って転職活動することをお勧めします。

転職活動をする中では、いろいろなことがあるでしょう。転職が決まったのに、新しい職場から連絡があって一週間後にその求人案件がなくなってしまったり、その職場倒産してしまったり、人生では何が起こるかわかりません。

まだ次が決まっていないのに、バタバタと焦って辞めてしまうのが一番望ましくないパターンです。辞めた翌日から、何の保証もない無収入状態になってしまうからです。もちろん、自己都合で退職した場合でも、3~4か月の猶予期間後、まだ仕事が見つかっていない人に対しては失業手当が支給されます。しかし、その支給がスタートするまでは、無収入になります。(※待機期間にアルバイトなどで収入があった場合は、失業手当が支給されない場合もあり、支給までには多くの条件や審査が入ります。簡単には支給されないのが失業手当なのです)

いずれにしても、転職を思い立ったら、三ヶ月間はじっくりと転職活動の時間を持ちましょう。転職サイトなどを利用して、いくつかの求人案件にトライしてみるのもいいでしょう。もしかすると、活動している中で、現在の職場が自分に一番合っていると思えることもあるかもしれません。人の気持ちは変わるものです。転職を思い立ったからと言って、感情的になってすぐ辞めてしまうのではなく、時間に余裕を持って、在職中に転職活動をしながら将来について考えて行くことも必要です。