薬剤師の仕事をして感じること

調剤薬局からドラッグストアに転職しました。薬剤師の可能性みたいなものを試してみたかったというのもあります。調剤薬局勤務時代に比べて、毎日が新しい発見の連続です。人とコミュニケーションを取ることが好きな自分には、今のドラッグストアでの仕事の方が向いているなと感じています。

 

大学に入るまでも、そして大学に入学してからも、勉強、勉強の日々でした。しかし、苦労して取った国家資格のおかげで、安定した収入にも恵まれ、現在はオンオフともに充実しているように感じています。同年代の他の学部に行った高校時代の同級生の中では、給与面でもかなり良い方だと知りました。資格を活かして仕事ができる専門職に携わっているとい誇りと遣り甲斐を感じています。

 

自分自身も幼い頃から身体が弱かったので、薬剤師になるまでに様々な医薬品の知識を、学んだのは結果的に自分のためにも良かったと感じています。自分はアレルギー持ちでもあって、食べ物や体調の変化ですぐに湿疹がでたりします。最近は漢方の勉強も初めて、いずれは「漢方薬・生薬認定薬剤師」資格も取りたいと思っています。漢方を取り入れながら、最近は少しずつ体調もよくなってきたように感じています。

面接

新入社員面接と違って、転職者の面接(中途採用者面接)では、面接官の審査もより厳しいものになります。新入社員の場合は、学校で知識を習得してきただけの状態で実践の経験がありません。どれだけ意欲的に真面目に取り組んでくれそうかという可能性を見出すために面談が行われます。しかし、中途採用者は、社会人経験者を採用するために応募してきた人たちです。「頑張ります!」だけでは説得力はありません。書類選考が通った先に面接があります。面接官たちは、職務経歴書を一読しています。そこに書かれていることに可能性を見出して、次にその人自身に会って話が聞いてみたいと思っているのです。面接する職場の人たちは、自分たちが求めている人材に会いたくて求人し、そして面接をします。いかに即戦力になってくれるかを厳しく審査してきます。自分たちとこれから一緒に働いてくれる人を探しています。面接の質疑応答の中で、コミュニケーション能力についてもチェックしています。コミュニケーション能力と順応性の高い人材はどこの職場でも求められるヒューマンスキルです。仕事経験やスキルについての口頭説明が完璧であればある程、職務経歴書に書かれているスキル通りだと面接官は安心するでしょう。落ち着いて、普段の自分を見てもらえるように、自分という人材に魅力を感じてくれるように、誠意を持って自然体で挑みましょう。

また、当り前のことですが、面接で初めての人に会うのですから、身だしなみはきちんとして行きましょう。面接の際には第一印象も重要です。仕事ができる人物だと思ってもらえるように、背筋を伸ばして、清潔感のあるスタイルで挑みましょう。

応募書類の書き方

何度か転職を経験している人あれば、応募書類の書き方も慣れているかもしれません。しかし、もし転職が初めてという場合は、新卒で就職活動をしていた際に書いた履歴書が一番最近の応募書類ということになります。転職で書く応募書類には、履歴書の他に「職務経歴書」を作らなければなりません。これは、現職もしくは前職で自分がどのようなポジションでどんな仕事をしてきたかという自己申告型のスキルシートになります。中途採用者に対しては、この職務経歴書が履歴書よりも重要な資料となります。これまで自分がどのような仕事をしてきたかを、細かくわかりやすく記入しましょう。そして、面接に備えて、実際に声に出して説明してみましょう。資料を見ながらでは格好良くないので、暗記するぐらいの気合いで臨みましょう。
書類選考に通らないことには面接にも挑めません。現在は会社指定の履歴書フォーマットなどもあり、電子データで履歴書や職務経歴書を作成する場合がほとんどです。文字の上手い下手は気にしなくても大丈夫ですが、資格記入欄や職務経歴は、正確に詳細に分りやすく記載しましょう。志望動機の欄も、出来るだけ自分の言葉で、誠実に書きたいものです。応募者が多い場合は、この志望動機欄によって結果が左右されてしまうことも少なくはありません。
求人サイトに登録する場合は、履歴書と職務経歴書を求人サイト指定の電子フォーマット上に作成します。これは、ワードの場合だったり、エクセルだったりと、求人サイトによって様々です。求人サイトによっては、フォーマット上で細かくスキルを記入するようになっている場合もありますが、細かく作れば作るほど、簡略化する場合は余計な箇所を非表示にすることもできます。もし、求人サイトに登録していない場合でも、オリジナルでひとつ電子データとして履歴書と職務経歴書を作っておくと便利です。もし、企業側が手書きの履歴書と職務経歴書の提出を提示してきた場合でも、ひとつ自分で電子データを作っておけば、それを見ながら書き写すこともできて便利です。毎回毎回履歴書を手書きしたり、データで作ったりするのは結構な手間と時間がかかります。転職の場合、このような事務書類についても、効率よく作成することが大切です。省ける手間は出来るだけ省きましょう。これは仕事における事務処理にも通じることですね。

仕事をしながらの転職活動は、通常の忙しさが倍になるようなものです。事務処理などは工夫によってはいくらでも簡略化できるものです。

計画的に効率よく進めて行きたいものです。

情報を収集する

転職したい職種や業界がすでに決まっている場合は、その企業や職種について情報を集めましょう。現在はインターネットで様々な企業についての基本情報を検索することができます。自分一人ではなかなか情報を集めることができないというのならば、求人サイトに登録してみましょう。登録料はどのサイトでも無料なので、氏名や希望業界や職種などを登録してみましょう。求人サイトで興味のある案件を見つけた際には、直接サイト担当者に相談してみましょう。医療関係の求人を専門に扱っているサイトもあります。

インターネットの利点は、どんな遅い時間でも、またどんなに早朝の時間でも、サイト上で様々な情報を閲覧することができます。求人サイトの場合は、職務経歴や基本情報を登録することで、登録者が希望する条件に該当する案件を機械的にメール配信によって提案してきます。その配信された求人案件を閲覧するだけでも、現在どのような業界からの求人が多いのか、また少ないのかを知ることができます。
また、もし興味のある案件が紹介され、面談のオファーが来た場合は、是非行ってみましょう。
転職活動は決して稀なことではなく、多くの社会人が行なっていることです。企業側も、現在勤続中だということを考慮した上で面接の時間などの相談に乗ってくれます。求人サイトに登録して場合は、この企業との間の交渉を求人サイトのコーディネーターや営業が行なってくれます。勤続中でなかなか時間の調整がつかない場合も、営業担当がフォローしてくれます。
このように、求人サイトを上手に活用して、転職する前の情報収集を万全にしながら求職活動をしていくことをお勧めします。

転職活動に必要な期間

転職したいと思ったら、一般的に現在所属している職場には、一ヶ月以上前に退職を申し出ることが必須となります。それは、社内における引き継ぎ業務にかかる期間を考慮するものであったり、税金などの変更手続きについて社内で処理を行うために必要な期間です。

会社を退職する一カ月間は、所属する勤務先の種類によっても異なりますが、引き続き資料を作ったり、対引き継ぎ相手に対して説明したりすることで忙しくなります。なぜなら、通常業務を行いながら平行して引き継ぎ業務を行うわけですから、通常よりも倍忙しくなることも想定されます。ですから、転職を考えた時、理想としては少なくともこの一ヶ月前には転職先が決まっているのが望ましいので、転職を決めたら、辞めるまでには三カ月程度余裕を持って転職活動することをお勧めします。

転職活動をする中では、いろいろなことがあるでしょう。転職が決まったのに、新しい職場から連絡があって一週間後にその求人案件がなくなってしまったり、その職場倒産してしまったり、人生では何が起こるかわかりません。

まだ次が決まっていないのに、バタバタと焦って辞めてしまうのが一番望ましくないパターンです。辞めた翌日から、何の保証もない無収入状態になってしまうからです。もちろん、自己都合で退職した場合でも、3~4か月の猶予期間後、まだ仕事が見つかっていない人に対しては失業手当が支給されます。しかし、その支給がスタートするまでは、無収入になります。(※待機期間にアルバイトなどで収入があった場合は、失業手当が支給されない場合もあり、支給までには多くの条件や審査が入ります。簡単には支給されないのが失業手当なのです)

いずれにしても、転職を思い立ったら、三ヶ月間はじっくりと転職活動の時間を持ちましょう。転職サイトなどを利用して、いくつかの求人案件にトライしてみるのもいいでしょう。もしかすると、活動している中で、現在の職場が自分に一番合っていると思えることもあるかもしれません。人の気持ちは変わるものです。転職を思い立ったからと言って、感情的になってすぐ辞めてしまうのではなく、時間に余裕を持って、在職中に転職活動をしながら将来について考えて行くことも必要です。

転職する前にすべきこと

転職の理由は、人それぞれ千差万別です。しかし、転職を決めた際には、決して急いで辞表を出すのではなく、必ず次の勤務先を決めてからにしましょう。辞めてからゆっくり探そうと思っても、タイミングは待っていてはくれません。自分の希望に合った職場がなかなか見つからず、もし見つかっても企業側が採用してくれるとは限りません。なぜなら、同じように仕事を探している人が多くいるからです。

仕事を辞める場合は一ヶ月以上前に申告するというルールはどこの職場でも共通しています。この一カ月間は、いわゆる引き継ぎ期間と呼ばれているものです。ですから、どうしても急を要する理由がない限り、転職する前には三カ月程度の期間を設定して活動しましょう。転職したいからと言って、すぐに次の職場が決まるとは限りません。求人サイトに登録したり、ハローワークに情報を閲覧しに行ったり、転職先を見つけるまでにも時間がかかります。
そして、必ず仕事を続けながら転職活動をしましょう。会社を辞めてしまうと、当然のことですが無職になります。収入がなくなった状態でも、お金は必要です。転職のために面接に行ったりする際の交通費も自己負担となります。いろいろな理由があって会社を辞めるものですが、あと数カ月で辞めるのだと割り切って、仕事を辞めずに就職活動をすることをお勧めします。
当り前のようなことですが、このように辞める前に準備をしっかり行なわないと、後々とても苦労することになります。転職活動には想像以上にエネルギーを要します。なぜなら、知らない人間関係の、誰も知り合いのいない職場の戸を叩くわけですから、緊張感も想像以上のものです。これをまったくの無職の状態で行なうのは、在職中に転職活動をする以上にエネルギーを要します。所属している場所が決まっているというのは、何よりも安心できることです。もしかすると、途中で気持ちが変わって、現在の職場で仕事を続けようと思い直してもいいわけです。辞めることを会社に伝える前に、たくさん動いてみましょう。そのためにも、辞めたいと思い立っても三カ月は辞めずに転職活動をすることをお勧めします。